はじめまして、よっさんと申します。
何かのご縁だと思いますが、このページに来たということはfactorioをやってみたいと思われている読者の方だと思います。
今日は、そもそもfactorioってどんなゲームなのということについて解説してみたいと思います。
基本情報
factorioは一般的にはリアルタイムストラテジーという部類に入りますが、表現するならminecraftの工場版として誕生したゲームです。未知の惑星に不時着した主人公は、その星で工場建設を行い脱出するためのロケットを作成します。
ゲームとしてはメインとなるフリープレイ、そして初心者の方向けにチュートリアル、あとはサブ的なパズルゲームがいくつか用意されています。
当たり前ですが、初心者の方はチュートリアルがおすすめです。チュートリアルは無料版でも遊ぶことができますが、初めてだとそれでも十分楽しめます。よっさんは初見プレイでチュートリアル完了までに8時間かかりました。そして、チュートリアル完了後にこれは購入一択だなとハマっていったひとりです。
ここでは、メインであるフリープレイについて紹介をしていきたいと思います。
ストーリー
宇宙船で旅をしていたあなたは、何らかのトラブルで見知らぬ星に不時着してしまいます。仲間もおらず、宇宙船も大破している状態。
この星から脱出するため、あなたはこの星でコツコツと工場建設を行い、そしてロケットを製作して脱出をしようとします。
、、、というのが、非常に大まかなストーリーです。というか、このゲームであまりストーリーは意味を成しません。とにかくスタートしたら、ロケット発射に向けて作業をすればよい、とだけ覚えていただければ大丈夫です。
マップ選択
ゲーム開始前にまずは不時着した星のマップ設定を行います。とくにこだわりがなければ、何も設定を変えずにプレイして大丈夫です。マップはマップコードというもので管理されています。ランダムに読み込めばいろいろなマップを選択できると思います。
ひとつだけアドバイスをすると、マップは森林と荒野に分かれていますが、森林のほうがより初心者向きと言えます。序盤に必要な木材が多く確保しやすいことと、森林が汚染を吸収して敵の攻撃を受けにくいという利点があります。
掘削と精錬
幸運なことにこの不時着した星には、鉄鉱石や石炭など豊富な資源があります。まず初めに行うことは、これらの資源をプレーヤーがつるはしで掘削して入手することです。大体1秒で1個くらい入手できます。
鉄鉱石や銅鉱石はそのままでは役に立ちません。そこで燃料を入れて精錬する必要があります。精錬に必要なものが炉です。まずは石の炉から、石だけで作ることができます。なぜか初期から1つ持っています。これに燃料として木材や石炭を入れ鉄鉱石を入れれば、鉄板の完成です。同じように銅板や石レンガも作成しましょう。
掘削機の導入
鉄板を手に入れれば、これで燃料式掘削機を作成することができます。
鉱床に掘削機を設置し、炉と同じように燃料を入れれば、掘削機が自動で資源を掘り出してくれます。掘り出された資源は保管場所が必要です。掘削機の先に気のチェストを作成して保管できるようにしましょう。
発電、研究と自動化
鉄板・銅板が作れるようになったことで、次はこれらの設備を作成することができるようになります。
ボイラーと蒸気機関
ポンプから水をくみ上げて、ボイラーで熱すると蒸気ができます。これを蒸気機関に入れれば電気ができます。電気は今後のあらゆるものにおいて必要なものです。電力不足を起こさないように気を付けなければなりません。
研究所を作ろう
電気ができると、次は研究所です。研究所で研究を行うことで様々な技術を獲得していくことが可能です。研究は階層構造になっており、ある研究を完了させると次の研究を行うことができるようになります。
基本的にはこの研究でロケットサイロの研究まで行い、ロケットサイロを作成してロケットを飛ばせばこのゲームはクリアです。ロケットサイトはロケットを製造して発射するための発射台のようなものです。
とはいえ、ここまでたどり着くのは困難です。一つずつ研究を開放していきましょう。
サイエンスパック 研究に必要なもの
研究所で研究を行わせるためには、サイエンスパックという材料が必要になります。factorioは全部で7つのサイエンスパックがあります。
色 | 名称 |
---|---|
赤 | 自動化サイエンスパック |
緑 | 物流サイエンスパック |
黒 | 軍事サイエンスパック |
青 | 化学サイエンスパック |
紫 | 製造サイエンスパック |
黄 | ユーティリティサイエンスパック |
白 | スペースサイエンスパック |
このうち、スペースサイエンスパック(白)は、クリアまで使用できません。また、軍事サイエンスパックはロケットを発射させるという目的だけであれば、使用は不要です。
このなかで、一番初めに必要になるのは自動化サイエンスパックです。これは銅板と歯車で(なぜでこれで赤いフラスコができるのか謎ですが、、、)、ユーザでも製作できるので、まずは自作して研究を進めましょう。
自動化の開始
研究で一番初めに開放するのは次の2つだと思います。
組み立て機は、多くの部品を組み立てることができ、今後の工場設営の基本となる部品です。また物流学を開放することで、搬送ベルトに地下ベルトと分配器を追加することができます。これによって、ベルトを交差したり、分岐させたりと複雑なベルトを構成することができます。
この組み立て機と搬送ベルト、そしてインサータ(挿入機)を組み合わせることで今まで手作りしていた部品を自動的に作成し、研究させることが可能です。参考に自動化サイエンスパックのラインを表示します。
モール、メインバスの作成
factorioの攻略サイトを見ていると、モールやメインバスといった言葉がよく聞かれます。これらはテクニックなのでクリアには必ずしも必要なものではありませんが、簡単に紹介します。
モール
モールというと、イオンのようなものを思い浮かべると思いますが、簡単に言うとそれのfactorio版です。
工場建築に当たって必要な部品をまとめて予め作っておくような設備です。明確なルールはないので自由に作っても、はたまた作らなくてもOKです。自分で都度自作するのも手です。
メインバス
こちらも絵で見たほうが理解が早いと思います。
鉄板、銅板など非常によく使う部品を流すラインをあらかじめ決めて流しておくという手法です。こうすれば、新しくラインを組みたいときに必要な部品をメインバスから容易に引き出して使うことができます。
具体的に良く流す部品としては、鉄板・銅板・電子基板・プラスチック・石炭・石・レンガ・硫黄あたりです。
デメリットとしては、序盤からこのメインバスを想定して場所を広くとる必要があることです。また搬送ラインも長めになります。
バイター達との闘い
工場を大きくしていくにつれて、バイターという厄介な原住民が現れます。結構グロテスクな形をしています。
彼らは、この不時着した星にもともと住んでいた原住民たちです。こちらが石炭を燃やしたりすることで発生する汚染物質に反応して攻撃するようになります。せっかく組み立てたラインをガシガシと壊されるのはショックが大きいです。
そのため、彼らに立ち向かうための武器が必要になります。序盤から使えるのは防壁やガンタレットあたりですが、これでも十分立ち向かうことができます。
とはいえ、工場建設を進めるとバイター達も進化します。こちらも研究を進めて、いろいろな武器を開発し立ち向かいましょう。バイター達の戦いはクリア後も延々と続くことになります。
機関車輸送の開発・石油加工の開始
引き続き、工場建設を進め物流サイエンスパック(緑)、軍事サイエンスパック(黒)と進めることになりますが、ここで新しい課題が発生します。
資材の枯渇
マップの設定によるところではありますが、序盤に発見した鉱床をすべて掘り起こしてしまうということが起こります。(私がプレイした場合でも大体スタート地点の鉱床はすべて使っています。)
ゲーム上、スタート地点の鉱床を使い切ることは想定内です。その場合はスタート地点から離れた鉱床を使うことになります。搬送ベルトで鉱床と拠点をつなぐことも可能ではありますが、あまり現実的ではありません。そこで登場するのが機関車です。
線路をつないで、電線もつないで、、と実施することも多い機関車ですが、物資の搬送力は素晴らしいものがあります。苦労の末、鉄鉱石がドバドバ拠点に運ばれてくるときは、脳汁出ること間違いなしです。
化学サイエンスパック
化学サイエンスパック(青)のレシピは以下のようになっています。
このなかで、硫黄と発展基板は石油が必要になります。これもマップの設定によってはスタート地点の近くにある場合もありますが、石油はスタート地点から離れた場所にあることが多いです。同じく機関車を使って、拠点に運ぶ必要があります。
ロボット:建設も自動化へ
中盤から後半にかけて、プレーヤーは新しい仲間を手に入れることができます。それがロボットです。
ロボットには、建築ロボットと物流ロボットがいます。彼らが移動するには拠点となるロボットステーションが必要です。また、携帯ロボットステーションという装備もあり、プレーヤーがこれを装備すればロボが自分の周辺で作業をしてくれることになります。次の章から彼らの恩恵についてお話ししたいと思います。
自動修復
まず一番初めに与えられる恩恵がこれかと思います。建築ロボットたちはリペアキットをもって傷のついた防壁やタレットたちを直してくれます。今まで一つ一つ直していたのが大助かりです。これだけでも大きなメリットかと思います。
自動建設
メインの役割はこれです。建設ロボットたちは、仮予約(透明で設置したもの)で設置した建物を実際に設置しに行ってくれます。
また、例えば電子基板の製造ラインや電車の積み下ろし駅など形の決まったものは建設計画という形で保管しておくことができます。青いシートとなっているため、これをブループリントとよく呼ばれます。
ブループリントは本が用意されているので、ここに格納することができインベントリを圧迫しません。そして建設計画は、コードという形で他のユーザーと共有することができます。Webで配布されている方もいますので、探してみると気づきになるかもしれません。
私もソーラー発電で独自のブループリントを配布しています。時間があればこちらもご参照いただければ幸いです。
解体・アップグレード
自動建設に付随するような機能ですが、こちらも便利な機能です。解体プランナーは赤プリント、アップグレードプランナーは緑プリントであらわされます。
解体プランナーは設備を撤去するのに使用します。ベンチなのは木や岩も撤去できる点です。手で行っていた手間を削減できます。
アップグレードプランナーは、設備をアップグレードすることができます。少し分かりにくいのですが、ゲームを進めていると例えば古いラインだと搬送ベルトが遅いので新しい高速ベルトに置き換えたいな~とか思うことはないでしょうか?それを実現してくれるのがこのアップグレードプランナーです。
ちなみにこの2つのプランナーは個別設定も可能です。例えば「防衛拠点を広げたので防壁とタレットだけ撤去したい」とか、インサータだけアップグレードしたい、といったこともあらかじめ設定をしておけば可能ですし、建築計画の本の中に保管しておくこともできます。
空中搬送
では物流ロボットたちは何をしているのか、大きく分けて2つあります。
個人物流・廃棄
まずはこの機能がロボと同時に設定されます。個人物流に部品を設定すると、プレーヤーが物流ネットワーク内に入ると、部品が物流ネットワークにあれば自動的に物流ロボットが部品を運んでくれます。わざわざ取りに行かなくてもよいのです。
また、廃棄スロットにいらない部品を置いておくと、同じく物流ロボットが回収してくれます。ここで説明しておかなければならないのが、ロボ用のチェストです。ロボを使用するのにはロボ用のチェストが必要です。ロボットを研究するときにまず使用できるのは貯蔵チェストとパッシブ供給チェストです。
その名の通り、貯蔵チェストは今話した廃棄スロットの部品を貯める場所になります。また、個人物流や仮建設での要求にこたえ部品を供給するチェストになります。パッシブ供給チェストは、その供給のみを担います。
拠点内物流
ロボと同時ではないですが、さらに研究を進めると要求チェスト、バッファチェスト、アクティブ供給チェストが解放されます。ここでは、要求チェストだけ説明します。
要求チェストはその名の通り、ある特定の部品を要求するチェストになります。工場が大きくなると、ある部品を作りたいけど、その部品が遠くにあるので、長い搬送ベルトが必要だぁとか、そんなベルトがぐるぐるとなって工場が搬送ベルト地獄になっていないでしょうか?そんなときが、要求チェストとの出番です。パッシブ供給チェストと要求チェストで組み合わせれば、その部品をロボットに空中搬送してくれます。搬送量も限界があるのですが、まさに痒い所に手が届く、そんな機能ではないでしょうか?
ロボットは必要ない?
一応、説明しておくとロボットはロケットを飛ばすにあたり必ずしも必要な技術ではありません。スプーンなんてないチャレンジ(8時間以内クリア)で敢えて研究しないも選択肢です。
とはいえ、普通にプレイしてあまりにも便利すぎる機能です。factorioでもロボットの解放の前後でゲームの内容が変わるとさえ言われている機能です。
タイムレコードで飛ばすことができるとはいえ、レコード保持者はほぼ間違いなくロボ技術を開放しています。ロボ研究に充てる時間より自動建設のメリットのほうが大きいということかと思います。
そして、ロケットへ
おつかれさまでした、あとはロケットまで一直線です。紫パック、黄色パックと製造し、ロケットサイロの作成、発射でクリアです。とはいえ、なかなか至難の道のりです。
製造サイエンスパック(紫)、ユーティリティサイエンスパック(黄)
製造サイエンスパックのレシピです。
さらに作成が難しくなっています。特筆するのは線路が30個必要です。線路自体は1秒で作れるので大規模ラインはいらないのですが、部品の枯渇に注意です。また、電気炉で発展基板が必要ですので、こちらも枯渇しないように注意しましょう。
そして、ユーティリティサイエンスパックのレシピです。
作成何度も極まれりです。それぞれ難しいのですが、まずは発展基板(青)でしょう。青基板1枚で電子基板を20枚使用します。ここで電子基板ラインは増設必至でしょう。
そして軽量化素材、こちらも銅板20枚を必要としますので注意が必要です。また、1個当たり20秒作成時間(プレーヤー作成時)が必要です。多めに組み立て機を用意しましょう。
ロケットサイロ ロケット部品
ロケットサイロのレシピです。
大量と言えばそうですが、ここまでくれば何とか集められると思います。
そしてロケットはロケット部品を100個作れば完成です。ロケットサイロで作成します。
クリア後の世界
さて見事にロケットを打ち上げたのですが、、なぜかプレイヤーはこの星に残っています。このあたりストーリー上よくわからないのですが、とりあえずロケット打ち上げ後もこの星で工場建設は可能です。また、ロケット打ち上げ後にもやりこみ要素がありますので説明します。
衛星・スペースサイエンスパック(白)
ロケットには飛ばすときに同時に入れることができるものがあります。衛星と魚です。
魚は、それを入れて飛ばすこと自体には意味はないのですが、実績を確保できます。
衛星は、入れて発射することで、スペースサイエンスパック(白)が1000個獲得できます。ロケットを飛ばすことで得られるサイエンスパックなので、クリアに必要な研究では使用せず、長距離砲や機能UPのためにつかうサイエンスパックになります。無限研究と言って、例えば掘削効率改善といった一部の機能はレベル∞まで研究することが可能です。
原子力発電
ロケット打ち上げないとできないというわけではないですが、規模的にロケットのほうが早く打ちあがると思います。
資源の中で、緑色に光る資源があります。ウランです。
ウランはクリアに必須ではありませんが、多くの可能性を秘めた資源になります。そのうちの一つが原子力発電です。
仕組みとしては、ウランから燃料棒を作成し水を熱し蒸気にします。それを蒸気タービンに入れて電気を生み出すのですが、蒸気タービン1基あたりの発電量は5.8MWと膨大です。しかも今までの蒸気機関と違い、汚染もほとんど出しません。
欠点としては作成に部品が多く必要になること、あとは原子力なので万が一バイターに破壊されると核爆発を起こすことです。まぁセーブロードすれば問題ないと思いますが気を付けましょう。
ベヒーモスバイター達との闘い
バイター達も時間が経つにつれ進化しているのをご存じでしょうか?時間によるところもありますが、小型→中型→大型ときて、最後にはベヒーモスバイターというものに進化します。HPも大型の10倍になり、注意が必要です。
とはいえ、武器の研究も進めばベヒーモスバイターに対する様々な武器が獲得できます。ウランを入手できていれば劣化ウラン弾や原子力爆弾も作成可能です。そしてスパイダートロンや長距離砲も獲得できます。
長距離砲は自動的にバイターの巣を検知し自動で発砲してくれます。巣とワームしか攻撃できないので、バイター達が復讐に来ますので、その時の備えは万全としてください。とはいえ、戦車等でバイターの巣を一つ一つつぶしていたことすらこれで自動化することが可能になり、ますます拠点を拡大することが可能になります。
グリッド化
最後にグリッド化です。これもテクニックの一つです。クリア後もどんどん生産量を増やしていきたいというときに使う方法です。
グリッドとはマス目のことで、文字通り生産ラインをマス目ごとにまとめていく方法です。こうするとこのグリッドを1つの単位として建設計画で保存すれば、簡単にラインを追加していくことが可能です。
グリッドの作り方も決まったルールはありません、webや動画でも挙げている方がいますし、自分で自作するのもfactorioの楽しみです。
最後に
ここまで読んでくださりありがとうございました。とはいえ、文字数が多すぎて分割しないとだめかもしれません。内容をお読みいただいて何かご意見があれば、いただけると幸いです。
では次の記事でお会いしましょう。