こんにちは、よっさんです。
ついに6月18日のNintendo Directにてドラクエ3 HD-2Dリメイクの発表と発売日の通知が決まりました。予約も好調のようですね、今日は、最近巷で話題になっているリメイクの順番について、スクウェア・エニックスの真意を少し考察をしてみたいと思います。
リメイクの順番について
今回のHD-3Dリメイクですが、3に加えて1と2もリメイクされることが先日のNintendo Directで発表されました。製作開始の発表がされてから、いつだいつだと3年、ようやくの発表にファンの喜びもひとしおです。
実はこれについて、一つ大きな謎があります。下記の堀井さんのtwitterを確認ください。
実は、これ以外にも3→1→2でリメイクすることで驚くような展開が、、という匂わせ発言をされています。いったいこの発売順にどのような意味があるのか、今までわかっている情報をもとに少し考察したいと思います。
一番ささやかれている仮説:ドラクエ12に続く説
この謎について、もっともささやかれている内容はドラクエ2の後、ドラクエ12につながるのではないか、という仮説です。ほかにも天空シリーズやドラクエ8の世界につながる物語が描かれるのではという説もあります。
個人的にも、このドラクエ12に続くという説が一番妥当性があると思っています。
もう時間が経って忘れているかもしれませんが、ドラクエ12とドラクエ3 HD-2Dリメイクの開発発表は同じ日の2021年5月27日に行われました。
なぜ同日だったのか、理由はないのかもしれませんが、ただドラクエ12を製作発表する段階で大体のコンセプトが堀井さんの中にはあったと思われます。仮にそれがロトの物語を完結されるというコンセプトであるならば、今までのロトシリーズをHD-2Dリメイクさせるという話が上がるのも妥当なのではないでしょうか。もしくは逆にリメイクの話から、続編の12に広がったのかもしれません。
いずれにせよ、ドラクエ3リメイクとドラクエ12が同日に製作発表されていることはドラクエ12がロトの続編であることの大きな伏線でなかったのかと考えます。ビジネス的な観点からみても、ロトシリーズとドラクエ12をリンクさせることで、多くのユーザー、特に80年台後半から90年代前半のドラクエ黄金期を支えた勇者たちの購買意欲を掻き立てることができるのではないでしょうか。
ドラクエ12に続く演出とは
仮にドラクエ12につながることがサプライズだったとして、問題はどう演出するかです。ドラクエ12は新作なので、2のエンディングの最後に”12に続く~”と表示がでてもあまり驚きや感動はありません。
ではどんなサプライズなのか、その謎に迫る前にまずはドラクエ3のトレーラー映像に上がっている謎を少し洗い出してみたいと思います。
I & Ⅱのロゴの背部にいる鳥
多くの視聴者を沸かせた謎です。初めてNintendo Directで1&2のロゴが発表されたときに背後に鳥の絵が描かれていました。
これは、ほぼ間違いなくラーミアだといわれています。同時にここに大きな矛盾が発生します。すでにプレイされた方はわかるのですが、このラーミアはロトシリーズにおいて3にしか登場していないのです。つまり、オリジナルや今までのリメイクでは登場しなかったラーミアが、今回の1&2リメイクでは登場する、そしてロゴにもなっているくらいですから、かなりの意味を持って登場するということになると考えられています。
2冊の本、緑の本はなにか
トレーラー映像の中に出てきた一コマです、これを見つけられた人は本当にすごいなと思いました。
この本、ドラクエ11のエンディングに描かれています。ドラクエ11の物語が赤い本に描かれており、この本を読んだドラクエ3の勇者と思われる母親が勇者を起こしに行くという3のオープニングにつながるというストーリーです。ここで気になるのはその隣の緑の本、同じロトの紋章があるのですが、何が書かれているのかは明らかにはなっていません。
実はネタバレイトショーというイベントにて、この本についての質問が堀井さんに対して上がったことがあり、堀井さんは「まだ答えられない」という回答をされていたとのことです。つまり、この緑の本は装飾ではなく、何かしらの意図をもっておかれているということになります。
さらにこの2つの本がドラクエ11からドラクエ3のHD-2Dにも描かれている、これには必ず何かの意味があると考えて問題ないでしょう。
ラーミアと思われる壁画
トレーラー映像の初めに、ラーミアの壁画が描かれており、右に何か古代文字が描かれています。
この文字はドラクエでは何度か登場しているアストルティア文字と呼ばれるもので、様々な方が解析をされています。これに基づき、トレーラー映像の壁画もある程度解読することが可能です。実際にアストルティア文字を解読されている方のサイトをリンクします。
これをもとに実際にラーミアの壁画を解読すると、このようになります。
XXXにそまりし きよらかなるつばさ
Xだしきもの いだきてそらをまう
Xがて かみのとりは ねむりにつき
Xたふたたび うまれいずる
Xのてがそまる たそがれどき
Xのつばさ ゆうきあるものをみちびかX
映像の端が切れているため、すべてを読むことはできません。読めない文字はXとしています。しかし、この状態でもある程度のことはわかります。この文を読んで、よっさんが思ったのは、ラーミアは一度空を舞った後(2行目)、1度眠りにつき(3行目)、また復活する(4行目)ということです。つまり、ラーミアが2回活躍しているのです。
そのうち1回分の活躍はドラクエ3でしょう。6つのオーブを集めた後、卵から孵化し、勇者たちをバラモス城まで運びました。これが3行目までのことか、4行目以降のことかに当たると想像できますが、いずれにせよもう1回の活躍はまだ描かれていないことは確かかと思います。
また、もう少し読み進めると、ドラクエ3の勇者の記述は前半ではないかと考えています。理由は後半の記述が少しドラクエ3の内容とずれていると思うからです。
後半の記述には「たそがれどき」という記述があります。ドラクエ3でラーミアが復活するときはたそがれどきに限定はされませんでした。真昼間にラーミアが復活する可能性もあったのです。そして、勇気あるものを「導か??」という言葉、ドラクエ3では空を飛ぶ乗り物という登場をしており、ラーミアがどこかの場所へ導いたわけではなく、勇者の導きでバラモス城に向かったと思います。
そして今回ドラクエ1&2でラーミアがほぼ間違いなく出てくると考えると、前半の記述が3であると考えるのが妥当かと考えています。
サプライズとはロトの勇者のその後?
結論から言うと、サプライズとはロトの勇者(ドラクエ3の主人公)のゾーマ討伐後の内容が明かされるのではないかと考えています。
理由としては、このHD-2Dリメイクのの順番が3からになっていることです。3からリメイクするという意味は、堀井さんが3→1→2と時系列に合わせたリメイクをしてサプライズしたいといわれていますが、実はもう一つ意味があったのではないかと考えています。
6月のNintendoDirectで1&2のリメイクも発表され、堀井さんも含め皆その発表に安堵しました。でも改めて考えてみると、実はこの話は後付けなのです。スクウェア・エニックスの経営状況や開発メンバーの負荷状況を考えると、1&2の開発が中止になるリスクもあったわけです。
特にドラクエ12と3リメイクの発表直後は1や2もリメイクできるのか、状況はかなり不透明だったと考えます。そう考えたときに、最悪ドラクエ3のリメイクだけでもドラクエ12につなげる必要がありました。その意味でもロトの勇者のその後を描くためには、ドラクエ3からのリメイクが重要だったのです。
ロトの勇者のその後
ロトの勇者がゾーマを倒した後どうしたのか?エンディングではその装備品を後世に伝えた後、勇者たちの姿はアレフガルドから忽然と消え去るという演出になっています。のちの堀井さんのインタビューで「ロトの勇者は上の世界に戻ったと考えてもよい」という見解を出されており、勇者たちは上の世界に戻ったとも考えられています。
ただ、ゾーマ討伐時にゾーマは非常に不吉な予言を残しています。”光ある限り、闇もまたある。再び何者かが闇から現れる。その時にはお前(=ロト)は年老いて、生きてはいまい。”と。
この予言を聞いて、勇者たちはどうしたでしょうか?遠い未来だからどうしようもないよね、子孫たち後はよろしく、とさっさと上の世界に帰るでしょうか?ロトの勇者は、その闇を自分で探し倒そうと新しい旅に出たのではないでしょうか?どこに向かったのか?エンディングでロトを見たものは誰もいないとあります。よってそれはアレフガルドの外の世界、、そう、つまりドラクエ2の世界です。
そのロトの勇者の旅の結末はどうだったのか?その詳しい内容はわかりませんが、仮にハッピーエンドな結末を考えると、ゾーマの言う悪もまた、ロトの勇者によってこの旅で倒されたのかもしれません。そしてすべてを終えた勇者は、子孫を残し、精霊ルビスやラーミアの力を借りて、上の世界に戻っていった。
と言うと物語は一つ収束はするのですが、ドラクエ12にはつながりません。。そこで重要になってくるのはラーミアではないかと考えています。
そして伝説へ、、
ここまで読んでいただきありがとうございました。あくまでも一つの仮説ですが、いかがだったでしょうか?突拍子もなく申し訳ありません、いろいろと考えすぎて長くなりすぎたので、前半と後半に分けたいと思います。近いうちに後半の記事も作成してアップしたいので、興味のある方は読み進めていただければと思います。
2024/8/5 追記
遅くなりましたが、後編アップしました。お時間許しましたら、ご一読いただければ幸いです。